選択肢がありすぎる

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2015.10.18

From:浜條

 

先日、お客さんからこんな事を言われました。

「ポンプって面倒くさい!メーカーもたくさんあって、同じことをするのにも色々なアプローチがあって面倒」

言っている事、すごい良くわかります。笑

単純に水(清水)では無く、腐食性やスラリーのある液、粘性・温度まで考慮する必要が出てくると、

「どのポンプがベストなんだ!?」

となり、なかなか大変です。

 

ジャムの実験で分かった選択肢の弊害

選択肢 ポンプ

アメリカで行われた有名な「ジャムの実験」をご存知でしょうか?

これは某スーパーで同じブランドでありながら「24種類」のジャムを販売した時と、「5種類」のジャムを販売した時、売り上げと顧客の満足度を調査した実験です。

 

どちらが売り上げ・顧客満足度が高いと思いますか??

 

 

 

結果は「5種類」で販売した時の方が売り上げも、顧客の満足度も大きく高いということがわかりました。

 

 

どういう事かと言うと、

 

「24種類」のグループから選んだ顧客グループは一様に「あの味の方が良かったんじゃないか。。。」と、商品購入後に悩み、「5種類」のグループから選んだ顧客は自分の選択に最後まで自信を持っていたそうです。

 

さらにスーパーの店頭で24種類のジャムを並べた際のモニタリングで解ったことは、お客さんは散々迷った挙句、購入していかない、というケースが多々あるようです。 

 

ちなみに、最適な選択肢の数は「7」だそうです。「7」が満足度・販売数ともに最大だったようです。

 

 

ポンプメーカーとして何を提案するのか

 フィルターユニット2

 

これを、エイチツーに当てはめると、私たちはお客さんの選択肢を少なくしてあげるお手伝いをしていると言えます。

 

「こんなポンプ探しているんだけど」

 

と相談下さるお客さんは、実は「ポンプ」そのものが欲しいのではなく、

 

ポンプを使って得られる結果が欲しいと気づきました。例えばこんな感じです。

 

「高温のボンデ液のろ過がしたい」「高温のクーラントタンクのスラッジを除去したい」

そんな目的を持ったお客さんは、ポンプメーカーであるエイチツーに、まずは「高温のボンデ液を移送したいんだけど。」と相談してくれます。

 

でもポンプは買って棚に飾られるような商品では無く「ある一部」の機械的モジュールである場合がほとんどなのを私たちは知っています。

 

「こんなポンプどうですか?ちなにみ、何がしたいんですか?ろ過ですか?じゃあこんなユニットは如何ですか?」

そんな提案が柔軟に出来るのがエイチツーの強みです。 

 

 

 

「あれはどうしよう、これは誰に頼もう?」

 

そんなお客さんの多すぎる選択肢を、自信を持って無くしていける、そんな素敵なジャムみたいなメーカーを目指して日々技術を磨いています。

 

 

「話を突っ込んで聞くと、廃油の回収と移送がしたい」という事例

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納入事例はコチラ:https://www.eichitwo.com/?page_id=1776

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